明確な意志

わすれたことをわすれないためにわすれたことをわすれるのはわすれられた

レクサプロ備忘録 2021/09/27「ローファイな欲」

ひさびさに会社説明会があった。

学会の関係で就活に力が入れられず、しばらく放置してしまっていた。

この会社ではないが全体的に本選考が始まっているという噂はどうやら本当らしく、同期が最終面接への切符を獲得していた。自分の無力感は浮き彫りになるばかりだが、明宏(美輪のことです)が言うように、明日死んでも後悔しないような一日を送り続けるだけ。今のところいつ死んでも後悔が残りまくること間違いなしで、もっとああしておけばよかった、こうしておけばよかった、過去を思い出すと思わず絶叫してしまうような恥ずかしい思い出と懺悔が練り合わせて襲ってくる。聖人君主のような思想を持つには、まだ身体すら追いついていない。

 

Vtuberはほとんどツイッターをやっていると思うが、ファンが18禁ファンアートをツイートするために"Vtuber自ら"専用のハッシュタグを用意するという文化がある。月ノ美兎が話題になったあたりから興味を失ったので、直近の事情はわからないが、黎明期にはこのような18禁ハッシュタグが整備されていた背景なんてなかった記憶がある(憶測)。自分が性的に見られている前提でその場を用意しているという状況は、現実世界に置き換えて考えてみると少し異質で奇妙だった。ヒカキンが自分の18禁ファンアート用に場を用意していたら怖くないですか?女性Vtuberはアイドル商売だと思うけど、性欲前提の展開がされているのは結局現実のアイドルと大差ないなと思った。どちらもオタクの興味と金を搾り取るだけ搾り取って爆発して消えて、あとにはなにも残らないのでした。

 

ローファイヒップホップという音楽ジャンルがある。

ローがごっそり削り取られたようなスロウなドラムとメロウな音像で提示される、ビート重視でイージーリスニング向きな音楽とここでは定義するが、近年のカセット・レコードブームと並行してこちらの媒体でのリリースも増えている。

しかし、ノーマルな環境では巻き戻しが必要な媒体で視聴するのには向いていない音楽だと考えている。というのも、ムードを聴く、というような音楽体験において、いちいち再生がストップしてリセットされるのは気分がいいものではないからだ。その点、Youtubeでの生配信専用チャンネルやサブスクリプションサービスでのプレイリストリピートは、このジャンルに多大なる貢献をしていると思う。まさに鬼に金棒といった様相で、スマホやパソコンから手軽に雰囲気が作り出せることでイージーリスニングへの向き合い方の変化が来ていると感じる。この時代にフィジカルをリリースすることの意味はあるのか?どんな効果があるのか?この一件から改めて考え直したい。

 

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ふざけた服を急に着たくなる。開店記念セールの古着屋で300円で買った。

シミは洗ったら落ちた。なら他に欲しいけどシミがついていて諦めた服もあったので、そちらも買っておけばよかった。

明日死ぬとしたら、もっとふざけた服を買いたかった、という後悔が真っ先に脳内に浮かぶのだろう。