明確な意志

わすれたことをわすれないためにわすれたことをわすれるのはわすれられた

パソコン音楽クラブ 2nd Album Night Flow release party @大阪SOCORE FACTORY

待ちに待ったパソコン音楽クラブ「Night Flow」のリリースパーティー。場所は大阪SOCORE FACTORY。王子公園駅から電車を乗り継ぎ約1時間。行きの電車の中で気がついたが、今日はナンバーガールの大阪ライブだった。当選したファンへの憎しみと歯ぎしりを抑えつつ、四ツ橋駅を降りてライブハウスを目指す。

 

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物販先行販売が開始する17:00前に到着。すでに20人ほどの列が出来ていたので、それに準じて並ぶ。17:00になった途端列が動き始めた。

グッズを販売している関係か、さほどスムーズに前に進まない。やっとこさライブハウスの入り口付近まで進んだと思ったらなんと目の前で、牛乳が入ったレジ袋を下げた長谷川白紙さんが所在なさげに入り口から入っていった。関係者入り口とか使わないんだ…。後でツイートで知ったことだが、お客さんが並んでるとは角度の関係で分からなかったらしく、バッタリ鉢合わせてしまったそう。

 

 

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バンドのフライヤーがビッシリと敷き詰められた入り口近くの壁では、For Tracy HydeとPICTURED RESORTの名前を発見。どちらも好きな音楽なので思わず笑顔。

 

物販では、パソコン音楽クラブの2曲入りCD「COMdisc」(500円)のみを購入するつもりであったが、物販特有の魔力に敗北し、気がつくと長谷川白紙の7インチ(2000円)を無事購入しカバンにしまっていた。人間は弱い生き物。強くなりたい。

 

ドリンク代を支払い次の部屋へ足を踏み入れると、縦長の特徴的なフロアが顔を覗かせる。手前がバーカウンターで、奥がフロアから2m弱の高さがあるステージになっていた。

 

まだ時間は17:20、長谷川白紙のライブまであと40分もあるため、スマホアプリで免許本試験の問題を解きながら時間が経つのを待つ。周りの人の会話から察するにソールドアウトしているらしく、フロアは徐々に人でパンパンになっていった。客層は本当によくわからない... tofubeatsのTシャツを着てる人が多くてマルチネの圧を感じた。

また、今回は会場BGMをseaketaさんが担当しているらしく、パ音み(?)を感じる音楽がフロアに鳴り響いていた。曲が切り替わるごとにshazamを使い詳細を確かめる。Giant Claw が流れたのは予想外で笑った。

 

 

免許、shazamを繰り返しているうちにいつの間にか開演。長谷川白紙がステージに登場する。フリージャズ風味の打ち込みドラムに合わせてキーボードを弾き、ジャムのような形から1曲目がスタートした。

 

 

 

アルバム「草木萌動」からMVカットもされている「草木」や「毒」といったおなじみの曲に、新曲や過去の音源を織り交ぜた新鮮なライブだった。新曲多すぎてびっくりした。次の音源リリースが楽しみ。MCでは、もとから録音してきた音声をMacからただ流すといったシュールさも披露。最後は「夢でお告げを受けた」「今日のライブをこの曲で終える夢を見た」とのことで、嵐のMonsterをコード感ぐちゃぐちゃにしたキーボード弾き語りでライブを終了した。サビぐらいしか原型残ってなかった… 

 

10分弱のインターバルを挟み、19:00からいよいよパソコン音楽クラブのアクト。柴田さんと西山さんがステージに上がり、ぬるりとした挨拶とアンビエントかつエレクトロニカな音色でフロアをさらに温めた後、「Night Flow」1曲目の「Invisible Border(intro)」の演奏が始まった。

 

セットリストは「Night Flow」の曲順通りだった。インストの曲では『国内最強レベルのサウンドシステム』と謳われるSOCORE FACTORYの音響が炸裂。ステージ後方に映し出される、VJによりNight Flowを意識して制作された映像の効果もあいまって、フロアのボルテージはとどまることを知らず、熱気は最高潮へ。

ゲストボーカルとしてイノウエワラビさんをステージに招き入れ、今作のアンセムである「reiji no machi」「Time to renew」の2曲を披露した際はステージフロア全体が大きな盛り上がりを見せ、曲終わりには見事な歌唱力で歌いきったイノウエワラビさんに大きな拍手が送られていた。

2回ほど挟まれたMCでは、「Night Flow」の制作話や映像撮影(芦屋、夙川)のこと、腹から声が出るようになったことなどのゆるい空気感のトークを展開し、あっという間に最後の曲の「hikari」へ。もちろん歌唱は長谷川白紙が担当していた。

 

セットリスト終了後も拍手が鳴り止まず、アンコール2曲へ。

1曲目は、長谷川白紙によるYMOカバー「キュー」をパソコン音楽クラブがリミックスしたバージョンのもの。冒頭で述べた7インチに収録されていて、まさかレコードに針を落とす前に生で聴けるとはと感涙。

そして2曲目だが、前作のアンセム「Inner Blue」をなんと長谷川白紙&イノウエワラビのダブルボーカルで初披露。今日だけのコラボかも、と西山さんがMCでこぼしていた。2曲とも最高のアンコール... そして本当にライブ終了。ダブルアンコールに答える代わりとして、柴田さんによる掛け声で一本締めをしておひらきとなった。(よーおっ、パンではなく せーのっ、パンで締めてたのが印象的)

 

あと、ライブハウスから出る前に、物販にいらしたパソコン音楽クラブのお二人と長谷川白紙さんからCD・レコードにサインをいただけて、宝物になった...(;;)

 

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これからも応援します。